「夢」は無意識への最も簡単なアクセス手段
何か答えが欲しいとき,自分の『無意識』に尋ねてみるのは良い選択肢ですよ。
でも,どうやって無意識にアプローチするの?って思いますよね。
意識と無意識の境目が曖昧になる状態といえば・・・
そう「夢を見ているとき!」ですね(理由は割愛)。
例えば,真剣に物事を悩んでいるとき,夢の中でヒントに出会えたことがありませんか?
1900年に出版された「夢判断」で有名なジークムント・フロイト(以下,フロイト)は,夢とは,無意識下にあるものが意識下に上がってきたものであると述べています。
これまた詳細は割愛しますが,その後,精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユング(以下,ユング)が,無意識に関する研究を重ね,集合無意識の発見という大きな業績をあげました。この集合無意識とは,非常に簡単に言えば,一個人の無意識を超越し,人類や地球全体の叡智をも含む巨大な無意識です。
ここだけを聞くと,なんとも非科学的で精神性の高い内容ではありますが,この成果は,欲求 5 段階説で有名なアブラハム・マズローの至高経験や,後のトランスパーソナル心理学(ケン・ウィルバーなど)にも影響を与える素晴らしい発見でした。
夢からのメッセージを活用しないなんて勿体ない!
さて,どのようにして夢を悩みの解決に活かすかを考えてみます。
基本的には見た内容をメモしておくことです。
イメージを絵に描き起こすのも良いでしょう。
あとは,ネットで夢判断とか検索すれば,夢に出てきた内容にどのような意味があるかが,ある程度わかります。
ただし,ユングの研究成果に基づく内容のページを見て下さいね。
毎日のように見ては忘れてを繰り返していたであろう夢ですが,それはとても勿体ないことだったのかも知れません。
夢を意識するだけでも効果はあります。
起きた後,どんな意味の夢だったのだろう?と考えるからです。
ユングによれば,夢は必ずメッセージを伝えてくれています。
だから継続して観察することが大切なのです。
ユングの夢判断について詳しく知りたい人は「アーキタイプ」や「セルフ」というキーワードを理解すれば良いと思います。
興味があれば,是非,調べてみて下さい。