『医者の不養生』という言葉がありますが,心理カウンセラーにもそれはあります。
私のことです 😆
実は最近,緊張する場面があったんです。
『心理カウンセラーたるもの,このくらいで緊張してはならない!』と
思っちゃったんですね。
「あるがまま」を実践するのは難しかった・・・
そして,森田療法でいうところの『あるがまま』を意識しました。
しかし,かえって緊張を高め,ついには極度の緊張状態!になってしまいました。
心臓はバクバク,胃は痛い・・・
その日はずっと体調が悪かったです(>_<)
『あるがまま』を意識しすぎた結果,逆にそれにとらわれてしまったようです。
まさに,専門用語でいうところの『精神交互作用』です。
ある意識に注意を向けると,益々そこに注意が高まることをいいます。
結果,動悸,冷や汗,震えなどの自律神経症状が出ます。
何がストレスかは人によって異なる
さてさて,このような経験から1つ大切な事を学びました。
極度のストレスは,どんなにタフそうな人にもある ということです。
野球選手のイチローは,WBCの時,国の名誉を背負っているという
プレッシャーからか,胃潰瘍になったと聞きます。
私のストレスは『傍目から見れば』そんな立派な状況ではありません。
しかし,何がストレスになるかは,その人によって異なるものです。
結果として 本人が苦しんでいることには変わりない のです。
ココすごく大事ですね。
どうしても世間は『そのくらいのことで・・・』と判断をしがちです。
しかし,それが危険です。
特に,心理カウンセラーにとっては危険といえます。
苦しんでいる当人の気持ちに寄り添う事ができないからです。
そういう意味で,私にとっては良い経験だったと思います。
誰もがそのような視点を持ち,苦しんでいる人の気持ちを
理解できるようになってくれれば思います。
少しでも,そういう人が増えるよう,今後も活動していきたいと思っております。