こころのヒント

甘えが強いと悩みやすくなる

世の中の風潮として「困った時には人に頼れ」というものがあります。人に頼ることができるのは、生きていく上で大切な能力です。逆に人から頼りにされることだってあります。人間社会はそういう関係で成り立っています。しかし人に頼ることが当然になってしまうのは避けたいものです。

ひとりの人間としてどう生きるか

「頼ることが当然」は甘えそのものです。他人は自分のために生きているわけではありません。家族であってもそうです。逆に自分も他人のために生きているわけではありません。親子や夫婦など、社会的な関係性はあっても、本質は「ひとりの人間」なのです。相手をひとりの人間として尊重することが、自分を守ることにも繋がります。

勝手な期待や依存は要注意

家族など近しい間柄ほど、無意識のうちに相手に期待や依存を持ってしまいがちです。しかし人は、他人のために生きているわけではないので、どこかで必ず期待を裏切られます。そのたびに強いストレスを感じ悩むわけです。

自分を楽にするために

逆に相手を、ひとりの人間として見ることができれば、自ずと悩みは減っていきます。決して簡単ではありません。私たちはそれを一生をかけて学んでいます。

強い人間は心から人に感謝ができる

最後に、自分が人に甘えている(勝手に期待・依存している)かどうかを知るバロメーターをひとつ。それは「人に心から感謝できているか?」ということです。たまに頼るのは仕方ありません。そこに感謝の気持ちを持つことができるか否かが、甘えとの境界線なのです。

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