仕事柄,精神疾患の方と話す機会もあるのですが,先日こんな話を聞きました。
『前向き過ぎる話について行けない』とのことです。
とても貴重な意見だと思います。
困難な時期はあってもいい
巷には,成功心理学,ポジティブシンキングなるものが溢れています。
しかし万人に響くものでもないようです。
きっと,人の『強い側面』だけにフォーカスされているからなのでしょう。
だから,やる気満々の人には,成功者?の『名言』が響きまくりです 😎
それはそれで結構なことです。
しかし,長い人生,誰だって困難な時期もあるものです。
もちろん,話をしくれた精神疾患の方達に限った話ではありません。
感じたことを認める
そういうときこそ,叱咤激励や講釈をするのではなく,共感が大切です。
カウンセラーなど,誰かに気持ちを吐露して共感を得ても構いませんが,自分自身で共感してもいいのです。
『(自分は)仕事で成果が出せず不安なんだな』
『(自分は)上司との関係がマズく会社が嫌なんだな』
『(自分は)妻と楽しく会話できず結婚生活が心配なんだな』
是非,感じたことを優しくハグしてあげて下さい。
無理矢理受け取りを拒否すると,大きなストレスになり,
やがて心身がやられてしまいます。
まず共感した上で,具体的対策が必要なら,その道のプロに相談など,別途考えたらよいのです。
共感のプロでもあるカウンセラーに話すのもいいですね。
自分のことが大好きでも良いのですよ。
何も克服する必要などありません。
そのままの自分で十分なのです。
そう思えることが心の成長でもあるのですから 😉