精神的な理由から,仕事に就けず悩んでいる人は多いと思います。仕事に就けないことで,最も困るのはオカネの事ではないでしょうか。しかし,一つの突破口があります。それは『結婚』という手段です。未婚の人しか使えないという条件はありますが,自分の人生を成り立たせる上で,重要な手段になり得ます。しかし,盲目的にお金のために結婚するのではダメです。では,何が必要かを考えていきましょう。

■きっかけは何でも良い

いきなり結論から言います。結婚,ひいては恋愛というもののきっかけは何でも良いのです。たとえそれが相手のお金が目当てであってもです。相手の人間性をよく知った上で恋愛する人は,むしろ少数派ではないでしょうか。最初は,自分の持っていないものを持っている人に惹かれたりするものです。お金目当てというと汚い印象ですが,それが単なるきっかけなら許されると思います。しかし,そこから先の段階に進むには,いくつかの注意点があります。それを説明していきましょう。

■恋愛の三段階を知る

パートナーとの健全な関係を保つには,次に説明する3つの段階を知っておくと役に立ちます。

■1 刺激(Stimulus)

誰しも経験すると思いますが,恋愛初期は,どんなことでも刺激的なものです。ちょっと肩が触れただけ,手を触れただけ,一緒に居るだけ などなど。この段階で,関係性が破綻する人はそれほど多くはないでしょう。

■2 価値観(Value)

この頃から,ポツポツと脱落組が出てきます。普段の何気ない行動による刺激が薄れ,徐々に相手の人間性に踏み込んでいく時期だからです。それだけ摩擦も生じます。人間性を表すものの1つが価値観です。例えば,相手の趣味に興味を持つなんていうのもこの時期です。理想はお互いの価値観を尊重し合うことです。そして,できれば共有し楽しむのです。それができればこの時期は無事通過することができるでしょう。

■3 役割(Role)

最終段階は『役割』です。この段階では,パートナーとの関係を持続させるため,互いに役割を持つことが重要となってきます。たとえば,男性が経済的な面倒を見て,女性が家事など,それを支えるというのです。別に,このスタイルが正しいと言いたいのではありません。重要なのは,互いに異なった役割を持ち,精神的にも補完関係にあることなのです(ここ超重要)。パートナーが居てくれるから,安心して自分の役割に集中することができるのです。そして,互いにこのことを認識し,伝え合うことが欠かせません。たとえ,互いに役割を担っていたとしても,相手の存在を当然のことと思ってはいけません。相手がいるからこそ,自分が存在できるのです。それを忘れてしまった結果が『熟年離婚』です。互いに役割を持っていても,相手の役割を当たり前と思ってしまったら,もはやパートナーではありません。単なる『家政婦』や『金のなる木』でしかないのです。

これらは,まとめて社会心理学者マースタインの『SVR理論』と呼ばれています。私がこのブログで伝えたかったのは,お金目当ての結婚は,きっかけだけなら許されるということです。お互い恋愛して,Stimulus,Value,そしてRoleの段階をきちんと全うできるのであれば,きっかけは何でも良いのです。もし,本当にお金だけが目的なら,おそらくValueやRoleの段階で脱落することでしょう。それだけ,恋愛や結婚は,覚悟が求められるものです。その覚悟があるなら,是非,結婚という選択肢も考えてみて下さい。