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叱られてすぐに凹む人は,人生がつらいものです。社会人生活をしていると,凹む要素が満載ですよね。若いうちは,何をしても怒られる(叱られる)。『わざとじゃないのに』,『上司の勘違いなのに』,怒られる。理不尽だからといって反論でもしようものなら,余計にややこしくなるだけなので,ついつい我慢する。そして,心も体も調子が悪くなる。おっと,かつての自分のことを書いてしまいました(笑)。そんな凹みやすい人にとっての処方箋を紹介します。ついでに,叱る側である上司の心得についても言及します。

■信頼関係がありますか

人が怒られて凹む原因は,その人との『信頼関係』ができていないからです。信頼関係ができていれば,人からの指導や注意は,『自分のためのこと』として受け止めることができます。近年の会社組織では,上司は必ずしも『人間的』に有能な人ではありません。むしろ,そういった人間的側面は見落とされているように感じます。そんな抽象的な能力よりも,何かをやり遂げたとか,目に見える結果が重視されているのでしょう。そのような能力は不要ではありませんが,それだけでは,人の上に立つものとして全く不十分です。あなたの上司は何がきっかけでそのポジションに就けたのでしょうか?

■信頼関係構築のポイント

少し上司側について話してみましょう。最近,部下を上手に指導できない人が多いように思います。私の見てきた人がそうだっただけかもしれませんが・・・。部下との信頼関係を築く上で重要なポイントは,コミュニケーションにあります。ただ,ちょっとしたコツが必要です。では,必須の4ポイントを紹介します。

■1 できている点を評価しているか

上司であるあなたは,部下の仕事ぶりに対して,不足している点ばかりに目が行っていませんか?たとえば,部下が一生懸命作った報告書に対して,間違いや不足点しか目につかないのであれば,あなたは上司として失格です。ちゃんと,できている点を見つけて,きっちり伝えてください。そうしてもらえると,部下は『この上司はちゃんと自分のことを見てくれている』と感じることができ,あなたへの信頼も増すでしょう。

■2 ねぎらっているか

部下の仕事は,上司であるあなたの仕事の成果でもあります。その部下の仕事に対して,感謝していますか?ちゃんとねぎらっていますか?何かをしてくれた時,まずは『ありがとう』という。そして,『君のおかげでうまく行った』,『さすがは◯◯くん』など,部下がやる気になる言葉を遠慮無く使いましょう。もし部下のやってくれたことに対して,感謝の気持ちが沸かないのであれば,それは『重症』です。なぜなら,部下を敬っていないからです。人は,どんな人であっても敬うべき存在であり,何かを教えてくれる存在なのです。そのことに早く気付きましょう。

■3 フォローはすぐに

部下が失敗した時,上司であるあなたは指導しなければなりません。その際,きちんと『理由』に基づいて丁寧に説明します。決して感情的になってはいけません。そして,君に期待しているというメッセージを伝えます。人は,叱られると,多少なりとも凹むものです。その時,すかさず,期待へのメッセージを伝えることで,部下は,失敗を次のチャレンジへのエネルギーに転換することができます。

■4 部下を頼れ

完全無欠な人は,親しみにくいものです。いくら自分が有能だからといっても,少しくらいウィークポイントはあるでしょう。仕事上(私生活でもいいです)で困ったことがあれば,どんどん部下に頼ってください。そして,弱音も見せてください。部下だって大人(部下は子供だと勘違いしている人も少なくない)です。人にはそんな側面もあることは承知しています。そして,弱みも見せてくれた人だからこそ『この人の力になろう!』とも思えるのです。できれば,飲み会などの社外コミュニケーションも有効に利用してください。職場では見せないような弱みや本音を聞いた部下は,あなたに親近感を持つとともに信頼感も持つことでしょう。

いかがですか?あなたの上司はこのようなことができていますか?できている人は少数派ではないでしょうか。程度にもよりますが,あまりにもひどいようだと,職場を変えることも本気で考えましょう。あなたが凹むのは当然と言えますし,そんなことで,あなたの貴重な人生の時間を消費するのがもったいないです。上司と部下という関係は,会社という組織が強要した上下関係です。本来なら,部下との信頼関係をちゃんと築くことのできる人が上になるべきですが,そうでないのが実情です。あなたの職場は,まだ,信頼関係を築く可能性があるでしょうか?それを一つの基準にしてみてください。